メトホルミン
適応症状・効果
- ダイエット
- アンチエイジング
メトホルミンとは
メトホルミンは2型糖尿病の治療に使われている飲み薬です。
糖尿病治療薬としては60年以上の使用実績があり、食事療法や運動療法をしても血糖値が改善されない場合に処方されています。メトホルミンは、健康寿命を延ばす効果が示されたことから、現在多くの臨床研究が進められダイエット効果やエイジングケアでも注目を集めています。
メトホルミンの特徴
■ ダイエット効果
- メトホルミンには糖の吸収を抑え、血糖値が急激に上がることを防ぐ作用があるため、体重が増加しにくくなる効果が期待できます。
- 満腹中枢に働きかけ食欲を低下させるGLP-1ホルモンの分泌量を増やして食欲低下を促します。また、GLP-1ホルモンは、胃の運動を抑制して消化をゆるやかにするため、食後の満腹感が持続しやすくなり、無駄な間食を減らすことができます。
- 身体のエネルギー量をコントロールする酵素(AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK))を活性化させ、エネルギーが効率的に消化され筋肉量の増加につながると考えられます。
■ エイジングケア効果
メトホルミンを服用することで、活性酸素を抑制する効果が期待できます。老化やがんなどを予防し、エイジングケアにつながると考えられています。
メトホルミンの飲み方
1日1回 or 2回内服からはじめる。
朝・夕/食前 or 食後 1回500mg 最大2250mgまで増量可。
※メトホルミンは2型糖尿病で国内の承認を受けている薬です。ここで記載している内容は、承認されている効能・効果および用法・用量とは異なります。
副作用
胃腸障害、貧血、味覚異常、低血糖、乳酸アシドーシスなど
処方を受けられない方
- 妊娠中、授乳中の方
- 他に糖尿病の薬を服用している方
- 乳酸アシドーシスの既往歴がある方
- 16歳未満や75歳以上の方
- 大量の飲酒をする方
- 手術前後の方
- 脱水症状がある方
- 肝臓・腎臓・心臓・肺機能障害のある方
- インスリンの絶対的適応がある方
- 栄養不良の方
- 下垂体・副腎機能不全の方
- 推算糸球体ろ過量(eGFR)が30mL/分1.73m2未満の場合
注意事項
- 用法用量を守って正しく服用してください。
- メトホルミンの服用中はこまめな水分補給を心がけてください。
- メトホルミン使用中は定期的に検査を受けましょう。
- 下痢や発熱などにより脱水の恐れがある場合はメトホルミンの休薬をしてください。
- 下痢、吐き気、筋肉痛、過呼吸、強いけん怠感などの症状が出たときには、メトホルミンの服用を中止して医師にご相談ください。
- 利尿作用のある薬剤(利尿薬、SGLT2阻害薬など)とメトホルミンを併用するときには、脱水症状に注意しましょう。
- 腎血流量を低下させる薬剤(NSIDs、利尿薬、レニン・アンジオテンシン系の阻害薬など)の使用により急激に腎機能が悪化するかもしれません。
- ヨード造影剤を使った検査の前または検査時には、メトホルミンの服用を中止してください。ヨード造影剤の投与後48時間はメトホルミンの服用を再開しないでください。
- 腎機能が悪化する恐れのあるときにはeGFRの測定が必要です。また肝機能が悪化する恐れのあるときには、肝機能の検査後に医師に確認してから再開してください。
メトホルミンについて
- 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
メトホルミンは医薬品医療機器等法において2型糖尿病の効能効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。 - 入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。 - 国内の承認医薬品等の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているビグアナイド系薬剤はありません。 - 諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。
料 金
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メトホルミン500mg
100錠 ¥5,500
- ※初診料、再診料を別途承ります。
- ※表示料金は税込です。